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逸楽

いつらく
名詞
1
標準
(idle pursuit of) pleasure
文例 · 用例
逸楽を夢想すべき時代に非ず。
押川春浪 警戒すべき日本 青空文庫
かうして十年をすごして来たとき俺は荒淫逸楽に飽きて来た。
平出修 畜生道 青空文庫
二十五年を労作に費し、他の二十五年を逸楽に費やすとせば、極めて面白き方寸なるべし、人間の多数は斯の如き夢を見て、消光するなり、然れども実際世界は決して斯の如き夢想を容るゝの余地を備へず。
北村透谷 内部生命論 青空文庫
我が心われに告ぐるに、五十年の人生の外はすべて夢なりといふを以てせば、我は寧ろ勤労を廃し、事業を廃し、逸楽晏眠を以て残生を送るべきのみ。
北村透谷 内部生命論 青空文庫
多く逸楽し、多くの頽廃を知る人間は、多くの人生を知るやうに、わたしはこの悪食の友人を、たんなる鳥類とは見ない、わたしは他のさまざまの鳥類が、やさしく美麗なる羽をひろげて、純情のままに大空をかけめぐる、無心のすがたも愛らしいが、総ゆるものの、醜悪と腐敗の燐光を放つてゐる。
詩集(1)初期詩篇 小熊秀雄全集-2 青空文庫
やがて、甲谷は、お柳との無銭の逸楽に耽った代償を完全に支払わされている自身に気付かねばならなかった。
横光利一 上海 青空文庫
都の夏を懼れて暑を山海の地に避くる人々の、かえって喧噪と雑沓と没趣味とに苦しめられて、しかもそれらに対して高価な支払をなしたを嘆つこと、吾儕の屡次耳にするところで、旁徒なる懼れに遠かれる都にも、夏にかかる逸楽のあるをお知らせしておきたい。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
「南独紀行」「私の観た独逸楽壇」の著あり。
矢田津世子 ※女抄録 青空文庫
作例 · 標準
毎晩のように高級クラブで飲み歩くという、底なしの逸楽に溺れていく彼を、親しい友人の誰一人として引き留めることができなかった。
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長きにわたる厳しい山奥での修行の反動か、下山した若い僧は一時の逸楽に身を任せ、そのまま還俗してしまった。
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自ら立ち上げたベンチャー企業を巨額で売却して一生分の富を築いた彼は、南の島でただ逸楽を貪るだけの退屈な余生を送っている。
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