蹌々
そうそう
副詞-と形容詞-たる頻度ランク #3878 · 青空 27 例
標準
moving unsteadily
文例 · 用例
彼女の、コムパスは酔眼朦朧たるものであり、彼女の足は蹌々踉々として、天下の大道を横行闊歩したのだ。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
四十一「あっちへ蹌々、こっちへ踉々、狐の憑いたように、俺の近所を、葛西街道にして、肥料桶の臭をさせるのはどこの奴だ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
その樽と、枕を左右に蹴飛ばした奈良原翁は、蹌々踉々として昨日の医者の玄関に立った。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
多少は左ういふ文字を見ないでもなかつたが、わたしはこの一年ばかりの間、病弱の身をもてあまして蹌々踉々と辺鄙なる村から村を流転してゐたので、新しいものをおちおちと繙く折もなかつた。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
われは銀の如く美しき月光に浴しつゝ、蹌々踉々として大聲唐詩を高吟し、路傍の人家を驚かしたるを今猶記憶す。
— 田山花袋 『秋の岐蘇路』 青空文庫
小野さんは蹌々踉々として来た。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
ただ蹌々踉々の意味を説明しがたいのが残念である。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
源次郎はアッと驚き身を交したが受け損じ、太股へ掛けブッツリと突き貫き、今一本突こうとしましたが、孝助に突かれた深傷に堪え兼ね、蹌々とする所を、源次郎は一本突かれ死物狂いになり、一刀を抜くより早く飛込みさま飯島目掛けて切り付ける。
— 怪談牡丹灯籠 『怪談牡丹灯籠』 青空文庫
作例 · 標準
酒にひどく酔った男が、千鳥足で夜の繁華街を蹌々と歩いていた。
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重い荷物を背負った老人が、急な坂道を蹌々とした危なっかしい足取りで登っていく。
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怪我を負った兵士は、生き残った仲間の肩を借りて蹌々と戦場から離脱した。
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