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千鳥足

ちどりあし
名詞
1
標準
tottering steps
文例 · 用例
殘る一人席なくて困じけるを、かの醉ひしれたるまめ男、自らは千鳥足の危きをも顧みず、數ならぬ妾に席を讓り賜はりしは、さきのにくさ、恐しさも忘れさりていとど嬉しかりき、この人なからましかば、わが足は棒になりてそれより石に化りなまし。
萩原朔太郎 花あやめ 青空文庫
」と緊張のあまり聲がしやがれて、足がもつれ、よろよろと千鳥足で階段を昇り、見渡すと、そこは萬疊敷とでも云つていいくらゐの廣い座敷になつてゐる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
」 つむじ曲りが、娑婆気な、わざと好事な吾妻下駄、霜に寒月の冴ゆる夜の更けて帰る千鳥足には、殊更に音を立てて、カラカラと板を踏む。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
頬白、山雀、雲雀などが、ばらばらになって唄っているから、綺麗な着物を着た間屋の女だの、金満家の隠居だの、瓢を腰へ提げたり、花の枝をかついだりして千鳥足で通るのがある。
泉鏡花 化鳥 青空文庫
」と緊張のあまり声がしやがれて、足がもつれ、よろよろと千鳥足で階段を昇り、見渡すと、そこは万畳敷とでも云つていいくらゐの広い座敷になつてゐる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
壁に凭れ、柱に縋り、きざな千鳥足で船室から出て、船腹の甲板に立った。
太宰治 佐渡 青空文庫
もう少し一緒に飮まうぢやないか……」醉ひどれ男は千鳥足に私達に近附いて來て、私の手を掴みながらひつつこく酒を強ひようとした。
南部修太郎 霧の夜に 青空文庫
一体私は、此叔父の蹣跚した千鳥足と、少しでも慌てた態を見た事がなかつた。
石川啄木 刑余の叔父 青空文庫
作例 · 標準
彼は酒に酔って千鳥足で帰路についた。
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暗い夜道で、ふらふらと千鳥足の人が歩いているのを見かけた。
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船酔いで千鳥足になってしまい、まっすぐ歩けなかった。
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