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淙々

そうそう
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #3878 · 青空 104
1
標準
murmuring (stream, brook, etc.)
文例 · 用例
團體の爲に一時小さな室に追ひやられた埋合せに、今度はがらあきになつた三階の一番廣く見晴らしのいゝ上等の室に移され、地面迄數へると五階の窓下を、淙々として流れる溪流の水音と、窓外の高杉の梢にしみ入る山雨の音を聞きながら此處へ來てはじめての安らかな眠りに落ちて行つた。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
泣いたのと暴れたので幾干か胸がすくと共に、次第に疲れて來たので、いつか其處に臥てしまひ、自分は蒼々たる大空を見上げて居ると、川瀬の音が淙々として聞える。
国木田独歩 畫の悲み 青空文庫
泣いたのと暴れたので幾干か胸がすくと共に、次第に疲れて来たので、いつか其処に臥てしまい、自分は蒼々たる大空を見上げていると、川瀬の音が淙々として聞える。
国木田独歩 画の悲み 青空文庫
やがて、川の幅一|杯に、森々、淙々として、却つて、また音もなく落つる銚子口の大瀧の上を渡つた時は、雲もまた晴れて、紫陽花の影を空に、釣舟草に、ゆら/\と乗心地も夢かと思ふ。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
千歳川の川音だけが淙々と家のすぐ後ろに聞こえていた。
有島武郎 星座 青空文庫
気を落ちつけて聞くと淙々と鳴りひびく川音のほかに水車のことんことんと廻る音がかすかに聞こえるようでもある。
有島武郎 星座 青空文庫
腕頸に淡いくびれがあり、指の附根の甲に白砂を耳掻きで掬った痕のような四つの小さい窪みのできる乙女の手は、いま水晶を溶したような水の流れを遮る――水は潺湲の音を立て、流勢が勝って手に逆うとき水はまた淙々と響く。
岡本かの子 呼ばれし乙女 青空文庫
たゞ、淙々として大汐の上る景色は、私……一個人としては、船頭の、下から蹴出を仰ぐ如き比ではなかつた。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
作例 · 標準
谷間を淙々と流れるせせらぎの音を聞きながら、岩場で読書を楽しむ至福の時。
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深い森の奥深くから、冷たく澄み切った水が淙々と湧き出ている場所を見つけた。
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雪解け水が小川に淙々と流れ込み、川の勢いが日に日に増しているのがわかる。
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淙々(そうそう) — 幻辞.com