甲斐性
かいしょう異読 かいしょ
名詞頻度ランク #44457 · 青空 117 例
標準
resourcefulness
文例 · 用例
「甲斐性のないおやじと下げすんでくれるなよ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
大の男が五人も寄ってる癖に全くあなたがたは甲斐性なしだわ。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
昨日は折目も正しかったが、露にしおれて甲斐性が無さそう、高い処で投首して、太く草臥れた状が見えた。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
長屋の人たちが集まってのいわば夕涼み話には、娘たちは余り立ちいらず、団扇を膝の上で弄びながらぼんやりときいているのだが、それがつつましいというより、むしろがしんたれ(不甲斐性者)に見えた。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
権右衛門の様に銅鉄売買をする甲斐性はなし、たゞ兄のおかげで入札名儀だけを貰って体裁だけの空入札をし、談合の口銭を貰っていたのだ。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
女にしては恐ろしいほどの甲斐性者。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
つい、手前勝手で、お前さんを私が処へ引張っておいて、こんなに甲斐性がないんだものね。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
こんな不甲斐性者あるやろか」「そない皆褒美もろたら、だいいち学校の会計くるうがな。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫