海嘯
かいしょう
名詞
標準
(tidal) bore
文例 · 用例
風の強さの程度は不明であるが海嘯を伴った暴風として記録に残っているものでは、貞観よりも古い天武天皇時代から宝暦四年までに十余例が挙げられている。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
海嘯については猶更である。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
大阪では安政の地震津浪で洗われた区域に構わず新市街を建てて、昭和九年の暴風による海嘯の洗礼を受けた。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
東京では先頃深川の埋立区域に府庁を建設するという案を立てたようであるが、あの地帯は著しい颱風の際には海嘯に襲われやすい処で、その上に年々に著しい土地の沈降を示している区域である。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
必然的に銀暴落の大海嘯が全土を襲ったのだ。
— 吉行エイスケ 『新種族ノラ』 青空文庫
此海嘯は後に分つたが、印度洋中マルダイ※」に二重傍線]島附近の海底の地滑りに原因して、亞弗利加の沿岸から、亞剌比亞地方へかけて、非常な損害を與へた相だが、其餘波が此孤島まで押寄せて來たのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
第二十三回 十二の樽海底戰鬪艇の生命――人煙の稀な橄欖島――鐵の扉は微塵――天上から地獄の底――其樣な無謀な事は出來ません――無念の涙 大海嘯後の光景は、實に慘憺たるものであつた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
『何か變つた事でも起りましたか、若しや、昨夜の海嘯のために、海底戰鬪艇に破損でも生じたのではありませんか。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
標準
tsunami
ウィキペディア
海嘯 は、河口に入る潮汐波が垂直な壁となって河川を逆流する現象。ボア、潮津波(しおつなみ)などとも呼ばれる。満潮の上げ潮の先端にでき、切り立った波の先は砕け泡を立てながら勢いよく進む。沿岸や河口域が遠浅で、川幅が河口で大きくラッパ状に開いたいくつかの河川で生じる。代表的な発生地であるブラジルのアマゾン川(特にポロロッカという)および中華人民共和国の銭塘江では、高さ3 m以上の海嘯が発生することが知られている。
出典: 海嘯 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0