会商
かいしょう
名詞動詞-サ変
標準
negotiation
文例 · 用例
彼等は、宿命論者となって、大自然の無情を儚むと同時に、一方では、被圧迫者の立場から、現在の都会中心制度、都会商工業制度から来る搾取階級の無法を恨み呪うようになってしまった。
— ――東北農村惨状報告書―― 『飢餓地帯を歩く』 青空文庫
青森県などでは各町村に小作争議防止委員会を組織せしめ、相不変、町村長・警察署長・農会技師を始めとして、地主代表と小作人代表とを夫々一名ずつ会商せしめることにしているそうだ。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
土人と会商するつもりで部下と共に上陸したピサロは、優勢な敵軍に取囲まれて危地に陥ったが、その時偶然にも一人の騎士が落馬したために助かった。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
でも、頑固に、「いいえいな、家に、市の学校へやったりするかいしょうがあるもんかいな。
— 黒島傳治 『電報』 青空文庫
私には何のかいしょうもないのですから、私は与えてくれる以上のものを父に求める気にはなられません。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
つづいて、オランダ・ロシア・イギリス・フランスの四か国とも条約をむすび、すでに日米和親条約で開港されていた下田・箱館(函館)にくわえて、ちかいしょうらい、神奈川(横浜)・長崎・新潟・兵庫(神戸)のみなとをひらくことがきめられました。
— ペンは剣よりも強し 『福沢諭吉』 青空文庫
「お母さん、ぼくらのピクニックのほうが早くすんだらどうしよう」「そしたら水月の下の浜で、石でも投げてあそんどればいい」「本村の子が、いじめにきたら」「ふん、並木もいじめかえしてやりゃあいい」「ぼくらより強かったら」「かいしょうのない、大きな声でわあわあ泣くといい」「笑われらァ」「そうだ、笑われらァ。
— 壺井栄 『二十四の瞳』 青空文庫