快漢
かいかん
名詞
標準
pleasant fellow
文例 · 用例
陸軍偵察機の縄梯子の上では、戸波博士と警備司令部の快漢塩原参謀とが、感激の色を浮べて、挨拶を交わしていた。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
それに現れる二枚目フランシス・フォード、絶対に強力な快漢ロローに扮するエデー・ポロなぞが黄金貨幣を真二つに切って、その行方をさがし、二つ合えば宝のかくし場所がわかるという大活劇がくり広げられて行く。
— 小野佐世男 『私の洋画経歴』 青空文庫
苦学のために、年をくっているが、秀才でもあるし、豪胆な熱血児であり、正義を愛し、弱者貧民のために身をなげうとうと心をきめた快漢であった。
— その十一 稲妻は見たり 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
彼の河内山を聴いてゐると常に坊主頭の快漢が目前に髣髴として来るのは、常にこの肚があつて読んでゐるからであらう。
— 正岡容 『下谷練塀小路』 青空文庫
花道を二股半で飛去ると評判された快漢である。
— 正岡容 『異版 浅草燈籠』 青空文庫
剣道の副将か何かだったと思うが、小柄で精悍で当るべからざる快漢であった。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
治安裁判所判事、公証人、大会堂の司祭――(ジャンナン老人はよく牧師を食い物にしていたが、牧師が大食家であるときにはそれと会食する道をも心得ていた)――ラブレー風の陽気な土地の同じモデルでこしらえられてる丈夫な快漢たちだった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
ところがどうも一度ではなかなかいかん。
— 中谷宇吉郎 『先生を囲る話』 青空文庫