元始
げんし
名詞
標準
origin
文例 · 用例
―――――――――――――――― 城代も両奉行もいちを「変な小娘だ」と感じて、その感じには物でも憑いているのではないかという迷信さえ加わったので、孝女に対する同情は薄かったが、当時の行政司法の、元始的な機関が自然に活動して、いちの願意は期せずして貫徹した。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
元始のままの処が残っている。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
元始の状態へ逆戻りしつつある処さえあるらしい。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
ある種類の鳥の唄う諧調は、全然無意味のまま、相似通っていて、春の日の麗らかさに調和し、駘蕩の気分を高潮さすべく、最もふさわしい諧調にまで、元始以来洗練され、遺伝されて来ている諧調の定型であるかのように思われる。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
―――――――――――――――― 城代も兩奉行もいちを「變な小娘だ」と感じて、その感じには物でも憑いてゐるのではないかと云ふ迷信さへ加はつたので、孝女に對する同情は薄かつたが、當時の行政司法の、元始的な機關が自然に活動して、いちの願意は期せずして貫徹した。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
神と天然とが示すある適当の方法をもってしますれば、この最悪の状態においてある土地をも元始の沃饒に返すことができます。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
種民天の四ツの上が三境と云つて、太上老君天師太清境、九仙上清境、九眞玉清境、いづれも善美の世界であり、又其上の最上世界が即ち大羅天で、其中に過去元始天尊、見在太上玉皇天尊、未來金闕玉晨天尊が居たまふのである。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
洞眞部は元始天尊より出たもの、洞元部は太上道君より出で、洞神部は太上老君より出たものであるとされてゐる。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
人類は原始の時代から火を使ってきた。
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原始的な生活を送る部族が今も存在する。
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恐竜が生きた原始の地球に思いを馳せる。
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ウィキペディア曖昧さ回避
元始(げんし) 元始 (漢):前漢の平帝劉衎の年号(1年-5年)。 元始 (北涼):五胡十六国時代、北涼の沮渠蒙遜の年号である玄始の別表記。 物事の始まりを示す語。「原始」・「年始」を意味する場合もある。 元始祭:日本の皇位の元始を祝う宮中行事。
出典: 元始 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0