原始
げんし
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #11082 · 青空 1097 例
標準
origin
文例 · 用例
聖書の綱が性慾のコマを廻す原始人の礼儀は外界物に目も呉れないで目前のものだけを見ることでしただがだが現代文明が筆を生みました筆は外界物です現代人は目前のものに対するにその筆を用ひました発明して出来たものが不可なかつたのですだが好いとも言へますから――僕は筆を折りませうか?
— 中原中也 『迷つてゐます』 青空文庫
彼の神経は、近代文明の病癖を受けて針のやうに過敏であり、その感覚は驚くべく洗練された者であるにも関らず、彼の精神は全く子供のやうな単純さと、野蛮人のやうな生生した原始的の驚きに充たされて居る。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
却つてこの種の詩は、今日の批判で素朴的なものに考へられ、詩の原始形態の部に範疇づけられて居る。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
不断の満たされた食事と、立派な暖房装置の家を持ち、外出に自動車を有する近代人は、あの蕭条とした自然の中にをののいている原始の恐怖を、もはや全く意識の表象から忘れてしまつた。
— 萩原朔太郎 『冬の情緒』 青空文庫
すべて原始にあつた如く、今日の人間も尚、冬に於けるあの「先祖の情緒」を記憶して居り、本能の奥深い隅に於て、決して抜くことができないのである。
— 萩原朔太郎 『冬の情緒』 青空文庫
「鴫突き」は鉄砲で打つのと比べれば実に原始的な方法のようであるが、また考え方によると一つのスポーツとしてはかなり興味の深いものではないかという気もする。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
社会に対し、政府に対し、同胞に対しまた家族に対してあらゆる種類の不平不満をいだいている人は、この原始的楽器を原始的の努力をもってたたきつけるのである。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
しかしそれだけに原始的本能的に深刻な真実性をもっている。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
作例 · 標準
この洞窟の壁画は、原始の人類が残した最古の芸術作品の一つとされている。
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文明の原始へと思いをはせながら、彼は博物館に並ぶ石器をじっくりと眺めた。
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人類の原始を探る研究者たちは、アフリカ各地の遺跡を掘り起こして証拠を集めている。
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標準
primeval
作例 · 標準
原始の森が広がるその島には、外来種に侵されていない固有の生態系が今も残っている。
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溶岩が冷え固まったばかりの大地は原始の景観を呈しており、訪れた研究者を驚かせた。
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都市化が進む中で、この湿地帯だけが原始の自然を保ち続けていることが貴重だとされた。
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ウィキペディア
原始(げんし)とは、人類の進化および発展段階において一番初期の段階にあると考えられる状態。文明(社会)に対する野蛮・未開な状態と同様の意味に用いられる場合もある。
出典: 原始 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0