厳旨
げんし
名詞
標準
strict order
文例 · 用例
それをしおに、徳一君がげんしゅくな表情になって、そろりそろりと岸の方へ動きだした。
— 新美南吉 『川』 青空文庫
特別おめえはちっちぇえから、馬も乗りここちがいいように、かげんしてちっちゃくこしれえてやるんだ。
— 幽霊水 『右門捕物帖』 青空文庫
」「貧乏が病気さね、――若い男とゐるなら、その貧乏もおかまひなしだらうが、俺んとこだつて、空気の上に家を建てゝゐるんぢやないんだから、いゝかげんしびれが切れるよ」 相変らず、ミツシヱルも困つてゐるんだ。
— 林芙美子 『瑪瑙盤』 青空文庫
「待ってくれたまえドノバン」 と富士男はげんしゅくな声でいった。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
ゴルドンは英国人特有のげんしゅくな態度で選挙長のいすについた。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
これには、他の人たちもげんしゅくな気持におそわれて、もらい泣きをした。
— 海野十三 『三十年後の世界』 青空文庫
」 二 王様は、妖女のおばあさんのよげんしたさいなんを、どうかしてよけたいとおもいました。
— ペロー Perrault 『眠る森のお姫さま』 青空文庫
それからざっと四半刻(三十分)ばかり、いいかげんしびれのきれた頃|潜り門をギーと開けて、「庭先へ通らっしゃい」 門番は恐ろしく権柄ずくに案内します。
— 駕籠の行方 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
藩主の厳旨が届くと、家臣たちは粛然として頭を垂れ、命に従う旨を申し上げた。
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厳旨を受けた代官は、期限内に年貢を納めるよう村々に触れを回した。
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朝廷からの厳旨を携えた使者が到着したとき、城内は緊張した空気に包まれた。
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