詞章
ししょう
名詞
標準
poetry and prose
文例 · 用例
で、定基は父祖の功により、早く蔵人に擢でられ、尋で二十何歳かで三河守に任ぜられたが、然様いう家柄の中に出来た人なので、もとより文学に通じ詞章を善くし、又是れ一箇の英霊底の丈夫であった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
人々は歴史と空想とを編み交ぜたる我詞章に耳を傾けつゝ、彼過去の影をもて此現在の形となすにやあらん、その眼光は皆|耀けり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
われは好機會を得て、昨夜の暴風と難船との事を敍し、前に友の雄辯もて遂ぐること能はざりしところをも、詞章もて遂げんと期したりしなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
七八は「祖席詞章尽神品、一天竜雨灑途時」と云ふのである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
君こふる夢のたましひ行かへり、夢路をだにもわれに教へよ といい、また、つらさのみまさり行く幾おもひやる夢のたましひいかゞ行くらん などという歌があるが、これは睡眠中の心理的動作を指すもので、今日の学者といえども捨てがたい面白い詞章であると思う。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
そればかりでなく、詞章もよく出来てゐる。
— 折口信夫 『地唄』 青空文庫
「翁」の所作や詞章の意義を再演し、解説するといつた「脇能」のほかに、かういふ風に何時でも勝手に、登場して、即興的な「口上や茶番」のやうなこと、舞踊を行つて行くものがあつて、それが今いつたやうに、猿楽能の発足点の一つを作つたと見てさし支へはないはずである。
— ――鶴亀の芸能―― 『鶴が音』 青空文庫
海から上るとすぐその地の群飲・群舞の詞章となるらしくて、海岸地の宴席や「盆踊」などにはこれが未に栄えて居る様子が、まざ/\浮んで来ました。
— 折口信夫 『東北民謡の旅から』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、古今東西の優れた詞章を渉猟し、自身の創作活動に活かしている。
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この戯曲は、美しい詞章と緊迫した展開で観客を魅了した。
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「この詩、言葉遣いがすごく綺麗で、まるで音楽みたいだね。詞章の美しさに感動したよ。」
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