刺衝
ししょう
名詞動詞-サ変
標準
stabbing
文例 · 用例
――そしてこの氣持は最近文藝都市に出た短篇「三人」が僕に刺衝した作者への要求である。
— 梶井基次郎 『淺見淵君に就いて』 青空文庫
実世界は強大なる勢力なり、想世界は社界の不調子を知らざる中にこそ成立すべけれ、既に浮世の刺衝に当りたる上は、好しや苦戦搏闘するとても、遂には弓折れ箭尽くるの非運を招くに至るこそ理の数なれ。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
恋愛のいきさつは、人類の祖先が原始的生活を営んでいた時代、直に一|集団の本能を刺衝するものとなった。
— 宮本百合子 『深く静に各自の路を見出せ』 青空文庫
故に、或る観念に刺衝せられた場合の或る国民は、その観念を知らず、又所有しない他の国民より、人として遙に低下した挙動に出ずることもありましょう。
— 宮本百合子 『男女交際より家庭生活へ』 青空文庫
) ひとり医学のみならず、理学なり、また文学なり、学者をして閑を得せしめ、また、したがって相当の活計あらしむるときは、その学者は決して懶惰無為に日月を消する者に非ず、生来の習慣、あたかも自身の熱心に刺衝せられて、勉強せざるをえず。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
これを健康に保たんとするには、飲食なかるべからず、大気、光線なかるべからず、寒熱、痛痒、外より刺衝して内よりこれに応じ、もって一身の働きを調和するなり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
今にわかにこの外物の刺衝を去り、ただ生力の働くところにまかしてこれを放頓することあらば、人身の健康は一日も保つべからず。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
ゆえに政府はなお生力のごとく、人民はなお外物の刺衝のごとし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
作例 · 標準
その場面の描写は、剣による激しい刺衝の応酬だった。
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彼は、相手の悪意ある刺衝に、言葉で反撃した。
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「うわっ、危ない!今の刺衝、本当に紙一重だったよ!」
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