文献
ぶんけん
名詞頻度ランク #3996 · 青空 1136 例
標準
literature
文例 · 用例
ヘルンについての一不思議は、あれほど広く多方面の文献に亘って、日本人以上に日本のことを知っていながら、日本語をほとんど知らなかったということである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
かくて、其処に、紛糾は、凡そ未だ甞て誰も思つてもみなかつた程発生してゐるのであるが、そのことを文献は殆んど語つてゐないといふも過言ではない。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
何故かといふに、我等がもつと粗朴でないものであつたとしたら、かくも尨大な文献の前に、突然身を置いた我等として、その一冊一冊に取掛からうとするまへに、かくも尨大な文献の前に突如連れて来られたといふ我等の運命に就いて先づ考へようとしたであらう。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
即ち、文献を見る前に、文献の存在といふことに思ひを致したであらうといふのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
どうせ短い人間一生の前には、その日まで全然見も知らずにゐた西欧二千年の文献の、余りに奇異にも尨大であつたことは当然である。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
云換れば、其の西欧二千年の文献の、そのあれやこれやが、誰かの口によつて少し唱へられさへすれば、人々はその方へドヤドヤと寄り、それを一通り見た頃にはもう飽き飽きしてゐたのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
もとより僕は無学にして文献に暗く、考証等に笑うべき蒙失があるかも知れない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
こういう場合にその同じ部門の専門家が審査員になっていれば、当該方面の文献も手近に揃っており、従って提出された仕事がその方面の領域で占める地位とその幅員も判断されやすい。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
作例 · 標準
卒業論文を書き上げるために、大学図書館の薄暗い地下書庫で埃をかぶった古い文献を一日中探し回った。
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これが新種の昆虫であることを学会で証明するには、過去のあらゆる関連文献と詳細に照らし合わせる必要がある。
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この新薬の稀な副作用については、海外の権威ある医学文献でもすでにいくつか具体的な報告が上がっている。
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