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悔心

かいしん
名詞
1
標準
contrition
文例 · 用例
かれほどの悪人ではあったけれど、かれに秘法を伝えてくれた、島原一揆の総大将――もっとも黒幕ではあったけれど、イマニエル司僧が落城と共に、表に立った総大将の天草四郎|時貞と共に、焔々たる火中に飛び込んで、殉難したと聞いた時には、さすがに懺悔心を起こしたものである。
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がそのうちメキメキと、悪業を積むに従って、せっかく起こした懺悔心を、消磨させたのはいうまでもない。
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すっかり自信を失うにつれて、また懺悔心というようなものが、心によみがえって来たものである。
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すなわち一つの悪行ではあるが、悪行の次に来るものは神のように尊い懺悔心だ。
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茨を背中に背負うことによって、一本の足で歩くことによって、日輪を直視することによって、十歩行っては八歩かえり、二十歩歩いては十九歩かえる、こういう困難な歩き方によって、その他さまざまの苦行によって、自分の肉身へ刑罰を加え、それによって懺悔心を起こすことも、人間には必要でございます。
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心の中に巣食っているこの重苦しい懺悔心を、根こそぎ取り去ろうと願っているのだ。
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それを邪魔するのが懺悔心だ。
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わしも、まだすつかり善心になつて居ると云ふのでは無いけれども、山手の、村上浅四郎と云ふ人を見なさい、あの人は関西随一の掏摸であつたけれども、今ではああやつて、悔心して居る』と、云ふやうなことを話して、終りは、くくりがつけられないので困つて居るやうであつた。
死線を越えて 死線を越えて 青空文庫