回診
かいしん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #32482 · 青空 75 例
標準
doctor's rounds (in a hospital)
文例 · 用例
不時の回診に驚いて、ある日、その助手たち、その白衣の看護婦たちの、ばらばらと急いで、しかも、静粛に駆寄るのを、徐ろに、左右に辞して、医学博士秦宗吉氏が、「いえ、個人で見舞うのです……皆さん、どうぞ。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
回診が短いとき君は歩き、長くなればハンソム馬車を使う。
— THE CROOKED MAN 『曲れる者』 青空文庫
国手の回診か、あらず。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
病床の日課は割合忙しくて朝、午後、夕方の検温や、その間に巡ってくる院長の回診日や、清拭日やいろいろあった。
— 鷹野つぎ 『草藪』 青空文庫
回診の折り院長は掌から手首にまでも及んだ焦色を見て首を傾け、薬湯につけてあとを繃帯することを看護婦に命じた。
— 鷹野つぎ 『草藪』 青空文庫
いつからか凝り始めた盆栽の手入れをしながら、うっかり植木の新芽を摘みすぎてしまったり、正規の回診時間にひどい狂いが起きたりするうちはまだよかったが、やがて嵩んだ苦悩のはけ口が患者に向けられて、「この気狂い野郎!
— 大阪圭吉 『三狂人』 青空文庫
その夜の回診のとき、彼の妻は自分の足を眺めながら医師に訊ねた。
— 横光利一 『花園の思想』 青空文庫
皆川医学士を始め、医局に居る学士達はかわるがわる回診に来た。
— 島崎藤村 『芽生』 青空文庫
ウィキペディア
回診(かいしん)とは、病棟の入院患者のもとを医師が巡回して診療することである。文脈によって、二通りの意味がある。病棟医が日常業務として担当患者を診察して回ること。 診療部門の責任者が、診療状況の把握とチェックのために診察して回ること。医師同士が、互いの担当患者の状況を把握する意味もある(当直帯での急変など、担当以外の患者を診察する機会は少なくない)。 教授・医長など経験を積んだ医師が症例を前にして実地に研修医など若い医師を教育する機会でもある。
出典: 回診 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0