季冬
きとう
名詞
標準
end of winter
文例 · 用例
『琅邪代酔編』巻二に、後漢の時、季冬に臘に先だつ一日大いに儺す、これを逐疫という、云々、方相氏は黄金の四目あり、熊皮を蒙り、玄裳朱衣して戈を執り盾を揚ぐ、十二獣は毛角を衣るあり、中黄門これを行う、冗縦僕財これを将いて以て悪鬼を禁中に逐う、云々。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
季冬には蘭軒が全く本復してゐた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
于時延宝七年季冬朔日 伊達十九代左少将藤原朝臣綱村(花押)とあるに依り、一旦塵芥に埋れたる反古の如きものであったから、後に至ってかく名附けたものであろうと言う人もあるが、それにしても、祖先の定めたる治国の宝典に、子孫または家臣がかくの如き題号をつけるとは、合点の行かぬことである。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
さて、この土牛の行事が礼記月令の季冬命有司、出土牛、以示農耕之早晩、思想に負うている事は明白である。
— 中山太郎 『穀神としての牛に関する民俗』 青空文庫
反言すれば、季冬の頃に農事の早晩を示すに用いる土牛を、何故に農事に関係なき追儺に用いたかと云う点である。
— 中山太郎 『穀神としての牛に関する民俗』 青空文庫
では、三マルとして手を打っていただきとうございます。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
一面に陳列された商品がさき盛った野の花のように見え、天井に回るファンの羽ばたきとうなりが蜜蜂を思わせ、行交う人々が鹿のように鳥のようにまたニンフのように思われてくるのである。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
ある日、狸は自分の家で、例のとおりありがたいごきとうをしていますと、狼がお米を三|升さげて来て、どうかお説教をねがいますと云いました。
— 宮沢賢治 『蜘蛛となめくじと狸』 青空文庫
作例 · 標準
季冬の候、冷え込みが一段と厳しくなり、湖の表面には薄氷が張り始めた。
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手紙の冒頭に「季冬のみぎり」と添え、過ぎゆく冬の寒さを案じる言葉を続ける。
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季冬の澄んだ夜空を見上げながら、来るべき春の足音を静かに待つ。
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標準
twelfth month of the lunar calendar
作例 · 標準
季冬の月に入ると、商家では年越しの準備で猫の手も借りたいほどの忙しさになる。
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旧暦の季冬、人々は一年の煤を払い、新しい神様を迎えるための支度を整えた。
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古文書には、その年の季冬に例年にない大雪が降ったと記されている。
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