海草
かいそう異読 うみくさ・うみぐさ
名詞頻度ランク #30710 · 青空 240 例
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marine plant
文例 · 用例
薄みどり色の光線を浴び、すきとほるやうなかぐはしい海草のやうにも見え、ゆらゆら搖蕩しながらたつたひとりで歩いてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
魚貝のみならずいろいろな海草が国民日常の食膳をにぎわす、これらは西洋人の夢想もしないようないろいろのビタミンを含有しているらしい。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
腐つた海草のやうになつた草の株の中央には、葉牙がによき/\と姿を現はす。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
船は緑の岩の上に、浅き浅葱の浪を分け、おどろおどろ海草の乱るるあたりは、黒き瀬を抜けても過ぎたが、首きり沈んだり、またぶくりと浮いたり、井桁に組んだ棒の中に、生簀があちこち、三々五々。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
砂山を慌しく一文字に駈けて、こなたが近いた時、どうしたのか、脱ぎ捨てた袴、着物、脚絆、海草の乾びた状の、あらゆる記念と一緒に、太鼓も泥草鞋も一まとめに引かかえて、大きな渠は、砂煙を上げて町の方へ一散に遁げたのである。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
『未だ實見はしませんが、御覽の通り、海面から餘程高いあの屏風岩の尖頭にも、海草が打上げられた程ですから、秘密造船所の内部は無論海潮の浸入のために、大損害を蒙つた事でせう、それが何か憂ふ可き事の原因となるのですか。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
そこには、花も咲いていなければ、海草も生えていません。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『人魚の姫』 青空文庫
海草とヨシが、大きな細長い石の上に、まつわりついているだけではありませんか。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『アンネ・リスベット』 青空文庫
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