藻草
もぐさ
名詞
標準
water plant
文例 · 用例
しかしながら單純でなく、海底の藻草のやうに、章魚の吸盤のある足のやうに、意地惡くからみながら、内臟で呼吸して居るのである。
— 萩原朔太郎 『本質的な文學者』 青空文庫
〔小きメリヤス塩の魚〕小きメリヤス塩の魚、 藻草花菓子烏賊の脳、雲の縮れの重りきて、 風すさまじく歳暮るゝ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
藻草を纒ったような船夫達が何人も群れて、白く化粧した女を調戯いながら、よろよろと歩いていた。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
暗緑色に濁った濤は砂浜を洗うて打ち上がった藻草をもみ砕こうとする。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
いつもの通りの銅色の顔をして無心に藻草の中をあさっている。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
それは彼の出来損じの名魚たちを、売ることも嫌い、逃しもならぬままに、十余年間捨て飼いに飼っておいた古池で、宗十郎夫婦の情で、ときどき餌を与えられていたのであったが、夫婦の死後は誰も顧るものもなく憐れな魚達は長く池の藻草や青みどろで生き続けていたのであった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
とうとう袂の底には、からからの藻草の切れと小砂とが残ったばかりである。
— 鈴木三重吉 『千鳥』 青空文庫
妖女の王さまは、これではたまらないと言つて、いろ/\に考へをこらしたあげく、とう/\、水の中の藻草の茎をすつかり集めさせて、それでもつて湖水の天井へ一面にあついおほひをつくらせました。
— 鈴木三重吉 『湖水の鐘』 青空文庫
作例 · 標準
池はさまざまな藻草で満ちており、豊かな水生環境を作り出していました。
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ダイバーは、水没した藻草のベッドを調査し、多様な生態系を発見しました。
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魚は、捕食者から身を守るために、しばしば藻草の間で隠れます。
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