磯
いそ
名詞頻度ランク #18668 · 青空 1953 例
標準
(rocky) beach
文例 · 用例
春雨や小磯の小貝|濡るほど 終日|霏々として降り続いている春雨の中で、女の白い爪のように、仄かに濡れて光っている磯辺の小貝が、悩ましくも印象強く感じられる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
この温泉の空気を代表する浴客は、主として都会の中産階級の人であるが、とりわけさうした人たちの若い夫人や娘たち――と言つても、大磯や鎌倉で見るやうな近代的な、中凹みで睫毛の長い表情をした娘たちではない。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
興津を過ぐる頃は雨となりたれば富士も三保も見えず、真青なる海に白浪風に騒ぎ漁る船の影も見えず、磯辺の砂雨にぬれてうるわしく、先手の隧道もまた画中のものなり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
さきの日国府津にて宿を拒まれようやくにして捜し当てたる町外れの宿に二階の絃歌を騒がしがりし夕、夕陽の中に富士|足柄を望みし折の嬉しさなど思い出してはあの家こそなど見廻すうちにこゝも後になり、大磯にてはまた乗客増す。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
何の祝宴か磯辺の水楼に紅燈山形につるして絃歌湧き、沖に上ぐる花火夕闇の空に声なし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
さても此浦は平家の一門果て給ひたる所なれば痛はしく存じ、毎夜此磯邊に出でて御經を讀み奉り候。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
磯山に、暫し岩根のまつ程に、暫し岩根のまつ程に、誰が夜舟とは白波に、楫音ばかり鳴門の、浦靜かなる今宵かな、浦靜かなる今宵かな。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
もつとも丹後の荒磯の風流人ぢや無理もないがね。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
潮が引いた磯で、バケツを手にした子供たちがカニやヤドカリを探して磯遊びを楽しんでいる。
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複雑な地形の磯は絶好の釣りポイントだが、急な高波には十分な注意が必要だ。
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港の近くの食堂で、サザエやアワビを豪快に焼いた磯料理の数々を堪能した。
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海辺の道を歩いていると、潮風とともに鼻をくすぐるような心地よい磯の香りが漂ってきた。
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ウィキペディア
磯(いそ)あるいは磯浜(いそはま)とは、岩石海岸のこと。あるいは岩で構成された岩石(海食崖)海岸と、溶岩が火山から海岸線まで流れ出て出来た火山海岸の総称。
出典: 磯 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0