海藻
かいそう
名詞頻度ランク #24601 · 青空 247 例
標準
seaweed
文例 · 用例
けれどもが、さし向かえば、些の尊敬をするわけでもない、自他平等、海藻のつくだ煮の品評に余念もありません。
— 国木田独歩 『号外』 青空文庫
いくつもの峠を越えて海藻の〔数文字空白〕を着せた馬に運ばれて来たてんぐさも四角に切られて朧ろにひかった。
— 宮沢賢治 『十六日』 青空文庫
おみちはすぐ台所の方へ立って行って手早く餅や海藻とささげを煮た膳をこしらえて来て、(おあがえ)と云った。
— 宮沢賢治 『十六日』 青空文庫
そしてそれっきり浪はもう別のことばで何べんも巻いて来ては砂をたててさびしく濁り、砂を滑らかな鏡のようにして引いて行っては一きれの海藻をただよわせたのです。
— 宮沢賢治 『サガレンと八月』 青空文庫
腹を刔るような海藻の匂いがする。
— 梶井基次郎 『海 断片』 青空文庫
ズンズンと潮が高まって来て、膝の下の海藻を洗い漂わしているのも心付かずに、黄金色の滝浪を浴びながら一心に祈っている、その姿の崇高さ…………まぶしさ…………。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
その六十里の海岸を町から町へ、岬から岬へ、岩礁から岩礁へ、海藻を押葉にしたり、岩石の標本をとったり、古い洞穴や模型的な地形を写真やスケッチにとったり、そしてそれを次々に荷造りして役所へ送りながら、二十幾日の間にだんだん南へ移って行きました。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
そのうち、香しいやうな、遠くで……海藻をあぶるやうな香が傳はる。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
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海藻 は、藻類のうち容易に肉眼で判別できる海産種群の総称。
出典: 海藻 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0