家信
かしん
名詞
標準
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文例 · 用例
平和が齎されたとき、一つの文化的な記念として戦線から兵士たちが家郷に送った家信集が、是非収録出版されるべきである。
— ――ルポルタージュの問題―― 『明日の言葉』 青空文庫
多くの作家が、これまでの歴史性による社会感覚の欠如から、今日における自分の発展と創造力更新のモメントを逃がしているように、日本の人民は、智慧と判断を否定し、声をおさえる政策のために、明日死ぬかもしれないその夜の家信でさえ、無事奉公しています、とより書かされなかった。
— ――新日本文学会の由来―― 『歌声よ、おこれ』 青空文庫
「平三郎鳥居坂本家信崇の養子となり、名を信平と改む。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
第二七、住職の多事 一寺住職すなわち牧師たるものは、その寺の礼拝、説教、婚礼、葬式等を主任するほかに、ときどきその檀家信徒を巡回し、起居安否を尋問し、病客あるときはその病を問い、不幸あるときはその不幸を弔する等、いたって多事なり。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
いつか、愛子夫人が蘆花の家信を自分のと一緒にして出したが、ああ主観的で、あくがつよいばかりだと、第三者は、性格研究のためにでもない限り益をうけることは少い。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
――また家忠(松平)や、家信、家員らも、助力して、工は昼夜をわかたず、起き番、寝番、四組にわかれて、できるかぎり早くしておけ」 と、即座に命じて、それからの帰途は、駒の脚さばきも爽やかに、信雄と馬上の談笑を交わしながら清洲へもどった。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
蕪村特有の人情味の深い句であるが、単にそれのみでなく、作者が自ら幼時の夢を追憶して、亡き母への侘しい思慕を、遠い郷愁のように懐かしんでる情想の主題を見るべきである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
けれどもどこかしんとして春の底の樺の木の気分はあるけれどもそれは偶然性だ。
— 宮沢賢治 『台川』 青空文庫
作例 · 標準
長旅の末、ようやく故郷からの家信を受け取り、家族の無事を知って安心した。
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単身赴任中の父から、月に一度は家信が届き、遠く離れていても家族の温かさを感じた。
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昔は電報や手紙が主な連絡手段で、家信は家族にとって何よりも大切な便りだった。
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