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花信

かしん
名詞
1
標準
tidings of flowers
文例 · 用例
清香までおくり來たるに、水戸の花信もそれと知られ、汽車の進行の早きを憾みしが、何の風情もなき停車場に、來る汽車を待ち合はさざるを得ざる單線の不便さ、じれつたさ。
大町桂月 水戸觀梅 青空文庫
食事をしながら、花信や、活動の話をしてゐたが、食後間もなく眠気が差して来て、彼はいつもの寝室で、疲れた体を蒲団のうへに横へた。
徳田秋聲 復讐 青空文庫
又男子の花信を伝ふるを聞いて、直に起つて同じく観むことを勧めたこともある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
花信ようやくしげき日清太      ――――――――――  述懐雲となって飛び峯となって聳え谷となって走り花となって咲こう――花となって……人知らずとも
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
花好きな沢庵――彼は殊に、清冽な梅花を愛した――は、花信を得るごとにこの老友を訪れて、共に苦茗を啜り、尽きざる閑談に時を忘れた。
吉川英治 随筆 宮本武蔵 青空文庫
蕪村特有の人情味の深い句であるが、単にそれのみでなく、作者が自ら幼時の夢を追憶して、亡き母への侘しい思慕を、遠い郷愁のように懐かしんでる情想の主題を見るべきである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
けれどもどこかしんとして春の底の樺の木の気分はあるけれどもそれは偶然性だ。
宮沢賢治 台川 青空文庫
」「……独逸語のうちでもこれは大分むずかしんじゃろう。
黒島傳治 老夫婦 青空文庫
作例 · 標準
春の訪れとともに、遠方に住む友から美しい桜の写真が添えられた花信が届いた。
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「今年の梅は例年より早く咲き始めました」と、季節の便りである花信には書かれていた。
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SNSを通じて、世界中の人々がそれぞれの場所から花信を送り合っている。
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