河神
かしん
名詞
標準
guardian deity of rivers
文例 · 用例
見ぬ恋に憧れたあちこちの若い河神たちが、八人と集って来た。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
その場を張り守っていた河神は猶予なく姿を掴む。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
だが河神は肘の雫を啜っていう「私はこの女神のために諦めということを取失わされてしまった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
消ゆるかに見えて、また立つ漣……」 岳麓にできた八つの湖、その一つ一つを見まもる八人の河神の若い瞳。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
嘗て常陸の山に在って旅人から聞いた話の、八つの湖に女神の姿を待ち侘ぶ河神たちの姿も眼の前に見た。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
河神たちの若い瞳は、陽炎を立てて軟く燃えているが、姿は骨立って痩せていた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
或る初夏の夕暮、をとめのかの女は、河神が来て、冴えた刃物で、自分の処女身を裂いても宜い、むしろ裂いて呉れと委せ切つた姿態を投げた――白野|薔薇の花の咲き群れた河原のひと処、夕闇の底に拡がるむら花のほの白さが真珠の床のやうに冷たくかすかに光り、匂やかな露をふくんでをとめのかの女を待つてゐた。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
眺め入る河面は闇を零細に噛む白波――河神の白歯の懐しさをかつちりかの女がをとめの胸に受け留める。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
作例 · 標準
村人たちは、この豊かな川が河神の加護を受けていると信じている。
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氾濫する川を見て、人々は河神の怒りに触れたのではないかと畏れた。
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河神への感謝の印として、毎年夏には盛大な祭りが開かれる。
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ウィキペディア
河神(かしん)は、河川の神。河の神(かわのかみ)、川の神などともいう。ガンジス川の神ガンガー、黄河の神河伯、ナイル川の神ハピやネイロスなど、世界各地の信仰に登場する。
出典: 河神 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0