孜々
しし
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #27476 · 青空 106 例
標準
assiduously
文例 · 用例
その東洋文人の修道院で、彼は、「身を修め藝を研く」の古訓を守り孜々として修養して來た。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に就いて』 青空文庫
――さうしてもつて始めて、それは君の孜々とした排他的な愛によつて宇宙の中心に置かれ、そしてその時こそ、その比類のない場所で天使どもに奉仕されるであらう。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
福を得んとするの極、所謂淫祠邪神に事ふるをも辭せずして、白蛇に媚び、妖狐に諂ふ如きに至つては、其の醜陋なること當り難きものであるが、滔々たる世上幾多の人が、或は心を苦め、或は身を苦め、營々孜々として勉め勤めてゐるのも、皆多くは福を得んが爲なのであると思へば、福に就て言を爲すも亦徒爾ではあるまい。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
彼等はたゞ彼等の飾氣なき相互扶助の感情と現在の必要とに據つて、孜々として彼等の新らしい家を建つることに急いだ。
— 林中の鳥 『所謂今度の事』 青空文庫
宇宙の真美は、或はサブライムといひ、或はビユーチフルと言ひ、審美学家の孜々として討究しつゝある問題にして、容易に論入すべきものにあらず。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
司馬遷はその後も孜々として書き続けた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
直覚を常識で包まれて了つて手も足も出なくなつて了つた人は、それは論外だが、私達はその常識の中にゐて、孜々として自然の神秘に向つて進んで行く人のするのを時として見かける。
— 田山録弥 『エンジンの響』 青空文庫
かくの如き自然科学の方面に於ける、研究者の孜々たる努力と、赫々たる成果とから眼を転じて文学理論の混沌たる現状を見ると、そこには、得体の知れない神秘主義が大手をふつて歩いてゐる。
— 平林初之輔 『文学の本質について(一)』 青空文庫
作例 · 標準
彼は誰が見ていなくとも、毎日孜々と研究に没頭し、ついには大発見を成し遂げた。
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「そんなに孜々と働いてばかりいないで、たまには休みを取りなさいよ」と妻が心配した。
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先人たちが孜々と築き上げてきた技術が、現代の私たちの生活を支えている。
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