小祠
しょうし
名詞頻度ランク #44867 · 青空 58 例
標準
small hokora
文例 · 用例
これで思い出したのは、関東大震災のすぐあとで小田原の被害を見て歩いたとき、とある海岸の小祠で、珍しく倒れないでちゃんとして直立している一対の石燈籠を発見して、どうも不思議だと思ってよく調べてみたら、台石から火袋を貫いて笠石まで達する鉄の大きな心棒がはいっていた。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
小祠宮沢賢治赤き鳥居はあせたれど杉のうれ行く冬の雲野は殿堂の続きかなよくすかれたる日本紙は一年風に完けきと雪の反射に知りぬべしかしこは一の篩にてひとまづそこに香を浄み入り来るなりと云ひ伝ふ雪の堆のなかにしてりゝと軋れる井戸車野は楽の音に充つるかな
— 宮沢賢治 『小祠』 青空文庫
広き庭にては池のあなた、籬の隅、あるは小祠の陰などのやゝ高き樹。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
そして道ばたにマドンナを祭るらしい小祠はなんとなく地蔵様や馬頭観世音のような、しかしもう少し人間くさい優しみのある趣のものであった。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
清洲橋の近くの一銭蒸汽の待合所を目当てに河岸を歩いていたら意外な所に芭蕉庵旧跡と称する小祠に行き当たった。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
つまり神職もなく、財産、社地も定まらざる廃社同前のもの、また一時流行、運命不定の淫祠、小祠の類を除き、その他在来の神社を確立せしめんと力めたるもののごとし。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
いわく、従来一社として多少荘厳なりしもの、合祀後は見すぼらしき脇立小祠となり、得るところは十社を一社に減じたるのみ。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
和歌浦辺の弁天の小祠の手水鉢より少々予見出だしたる以後見ることなし。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
作例 · 標準
山道の脇に、ひっそりと佇む小祠があった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
村人たちは、その小祠に毎月お参りをしていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
古い屋敷の庭の片隅に、小さな小祠が祀られていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite