笑止
しょうし
形容動詞名詞頻度ランク #44867 · 青空 446 例
標準
laughable
文例 · 用例
なぜなら、日本の文学者等は、彼等の翻案化された似而非の自然主義文化や、似而非のレアリズム文学を以て、自から外国思潮のそれと同列させ、資本主義末期の近代文学を以て自任しつつ、笑止にも得意でゐるからである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
云々と書いたら、百點滿點笑止の沙汰、まさしく佐藤家の寶物だ、と殘念むねん、へそを噛むが如き思ひであつた。
— 太宰治 『先生三人』 青空文庫
カント・アーベントには相当に意味があるが、映画アーベントに至っては笑止の極みである。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
こんな空家同然な離れに錠前をかけて寝る彼の心持が笑止だった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
それを十分に考えてみることなしに、みずから指導者、啓発者、煽動家、頭領をもって任ずる人々は多少笑止な立場に身を置かねばなるまい。
— 有島武郎 『宣言一つ』 青空文庫
周囲のものばかりに気を奪られ、羨んでいたのは笑止の沙汰です。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
君の御心はいかならむ、實に心細くなり候」と年效もなく涙を流す、御傍の面々も笑止に思ひ、「いや、さまでに憂慮あるな、君御戲に候はむ、我等おとりなし申すべし」といふ。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
」 黄昏の頃油揚坂より続々として曳出だす、馬車、腕車数十輛、失望、不平、癇癪などいう不快なる熟字を載せたるは、これ貴婦人の帰途にて、徒になりたる百余俵の施与米を荷車に積みて逆戻り、笑止なりける次第なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
彼の言い訳はあまりにも笑止で、聞いているだけで失笑してしまった。
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「そんな馬鹿な!」と、そのあまりの展開の意外さに笑止を禁じ得なかった。
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子供の純粋な発想は、時に大人には笑止に聞こえることがある。
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