猜疑
さいぎ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #35709 · 青空 278 例
標準
suspicion
文例 · 用例
愚劣にも私は、彼の「聰明さ」についてくだらない猜疑をした。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
必要もない肩を張つたり、無意味な猜疑の眼を向けたり、馬鹿げた警戒をしたりしてゐた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
淺ましい野心と嫉妬と猜疑とがあつた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
彼らはいわゆる社会運動家、社会学者の動く所には猜疑の眼を向ける。
— 有島武郎 『宣言一つ』 青空文庫
頼朝だって、ただ猜疑心の強い、攻略一ぽうの人ではなかった。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
必ず第三者の牽制やら猜疑やら嘲笑やらが介入するもののようである。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
刀ものは持合せました、と云って、鞘をパチンと抜いて渡したのを、あせって震える手に取って、慳相な女親が革鞄の口を切裂こうとして、屹と猜疑の瞳を技師に向くると同時に、大革鞄を、革鞄のまま提げて、そのまま下車しようとした時であった。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
人と人との間、邦と邦との間に猜疑騙瞞若し今日の如くにして終るとせば、宗教の目的|何所にかあらむ。
— 北村透谷 『「平和」発行之辞』 青空文庫
作例 · 標準
彼の言動には、いつも猜疑の念がつきまとう。
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お互いに猜疑の目を向け合う関係は、健全ではない。
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証拠がないまま、彼は友人を猜疑してしまった。
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