妄想
もうそう異読 ぼうそう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #4498 · 青空 1181 例
標準
delusion
文例 · 用例
何のことはない妄想家流であつて、ジャズだつてオネガだつてアッターベルヒだつてラヴェルだつてシトラウスだつてマーラーだつて、妄想家流――といつて妥当でなければ幻想家流である。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
何にも聞こえはしませんよ、……お休み、それあおまへの妄想ですよ!
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
そしてこの臆測は、蕪村の俳句や長詩に見られる、その超時代的の珍しい新感覚――それは現代の新しい詩の精神にも共通している――を考え、一方にまた近代の浪漫詩人や明治の新体詩人やが、後年に至って象徴的傾向の詩風に入った経過を考える時、少しも誇張の妄想でないことを知るであろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
このような取り止めのない妄想に耽っている間に、老人の淋しい影は何処ともなく消え去った。
— 寺田寅彦 『凩』 青空文庫
私は頭の中に湧き起つて来る、様々の懸念や妄想を、釣りをする、と云ふ事で追つ払ふ為になるべく人の居ない――たとひ魚は釣れなくとも――処を選んで、来るのが慣はしであつた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
主観的な意味を求めてみたが、得たものはただ取り止めの付かぬ妄想に過ぎなかった。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
彼の誇大妄想狂の原因は彼の蒐集した書物にあるから、これを焼き捨てなければいけないというので大勢の役人達が大きな書物をかかえて搬び出す場面がある。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
往々考えが形而上的に走り、罷り違えば誇大妄想狂となんら選む所のないような夢幻的の思索に陥って、いつの間にか科学の領域を逸する虞がある。
— 寺田寅彦 『方則について』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分が世界の支配者だという妄想にとらわれている。
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彼女の言うことは、ただの妄想に過ぎない。
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妄想を抱くのは、決して珍しいことではない。
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