疑念
ぎねん
名詞頻度ランク #13442 · 青空 651 例
標準
doubt
文例 · 用例
そのうちに、私は荒涼たる疑念にとらわれはじめたのである。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
色々の事を、はっきりと教えてくれるので、私も私の疑念を放棄せざるを得なかった。
— 太宰治 『六月十九日』 青空文庫
」といふ疑念とともに、意識した。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
色々の事を、はつきり教へてくれるので、私も私の疑念を放棄せざるを得なかつた。
— 太宰治 『六月十九日』 青空文庫
浦島は、その龍宮のお土産をあけて見ると、中から白い煙が立ち昇り、たちまち彼は三百歳だかのお爺さんになつて、だから、あけなきやよかつたのに、つまらない事になつた、お氣の毒に、などといふところでおしまひになるのが、一般に傳へられてゐる「浦島さん」物語であるが、私はそれに就いて深い疑念にとらはれてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
だが翁の心に於て、まず最初に、こどもの存否を気遣う疑念があった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
(疑念を挟むらしき姉の目付を見て言い淀む。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
が、それにしても隣の部屋に感じた人の氣配と、何處となく秘密を包んでゐるらしい女に對する疑念は霽れなかつた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫