本旨
ほんし
名詞頻度ランク #23805 · 青空 106 例
標準
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文例 · 用例
第三十八段、名利の欲望を脱却すべきを説く条など、平凡な有りふれの消極的名利観のようでもあるが、しかしよく読んでみると、この著者の本旨は必ずしも絶対に名利を捨てよというのではなく、「真の名利」を求めるための手段として各人の持つべき心掛けを説いているようにも思われる。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
また若しこの一文が芥川氏に読まれる事を本旨とするならば、私がこれまでに述べた処のものを大概読んでゐてくれ、「妖婆」や「南京の基督」の如きに就いては私信で議論の応酬さへしたのだから、その反覆は氏にとつても退屈以上のものではないに違ひないからである。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
尋常一様|詩詞の人の、綺麗自ら喜び、藻絵自ら衒い、而して其の本旨正道を逸し邪路に趨るを忘るゝが如きは、希直の断じて取らざるところなり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
)さうして其處に此の小説の本旨が却つて一番強く且つ深く達せられたに違ひない。
— 石川啄木 『小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息』 青空文庫
かの筆にも言語にも言ひ尽し難き情趣の限なき振動のうちに幽かなる心霊の欷歔をたづね、縹渺たる音楽の愉楽に憧がれて自己観想の悲哀に誇る、これわが象徴の本旨に非ずや。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
然れども基督の本旨は善人を救ふにあらず、不善を善に回へすにあれば、われは始めに染汚の慾情を以て入り来りしものも、後には極めて浄潔なる聖念に満たさるゝ様にならん事を願ふなり。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
恋愛に溺れ惑ふ者を見て、粋は之を笑ふ、総じて迷はざるを以て粋の本旨となすが如し。
— 北村透谷 『粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ』 青空文庫
彼等は物事が如何に思う壺にはまっても、そんな事はこっちの本旨ではないという、冷然たる鼻の表現を示し得るのであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
作例 · 標準
会議の冒頭で、提案の本旨が説明された。
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彼の発言は、議論の本旨から逸れている。
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この法律の本旨は、市民の安全を守ることにある。
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