蒼白
そうはく
形容動詞名詞-の形容詞名詞頻度ランク #43344 · 青空 803 例
標準
pale
文例 · 用例
尤も此の外観は真の詩からなつてをり、彼はそれを、全ての本物の芸術家の如く、天才の一撃で以てその暗い色と蒼白い色とを強調することに依つて獲得してゐる。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
そしてその暗い色と蒼白い色との衝突が、彼の詩の魅力と異様性とをなす所のものである。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
」――(少し早口になる)「私は自分が向ふへ歩いてゐるのか、自分が向ふから蒼白い顔で歩いて来てるのか分らない時がある――十字路で、みんなの元気な顔、殊には出遇つて互に喜ばしさうな挨拶を交はしてゐる人達をみる時。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
――銀座松坂屋の屋上にて――無用の書物蒼白の人路上に書物を賣れるを見たり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
蒼白くて頬の落ちた顔に力なけれど一片の烈火瞳底に燃えているように思われる。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
長良川木曽川いつの間にか越えて清洲と云うに、この次は名古屋よと身支度する間に電燈の蒼白き光曇れる空に映じ、はやさらばと一行に別れてプラットフォームに下り立つ。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
燧の鉄と石の触れあう音、迸る火花、ホクチの燃えるかすかな囁き、附け木の燃えつくときの蒼白な焔の色と亜硫酸の臭気、こうした感覚のコムプレッキスには祖先幾百年の夢と詩が結び付いていたような気がする。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
これに依つて、パンドラの蒼白の頬にも、幽かに血の色がのぼつたといふ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
事件の知らせを聞いた瞬間、彼女の顔は血の気が引いて蒼白になった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
過労で倒れた彼は、病院に運ばれたときも唇が蒼白で痛々しかった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
恐怖のあまり顔を蒼白にしながら、彼は震える声で助けを求めた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview