試製
しせい
名詞
標準
trial manufacture (cultivation, etc.)
文例 · 用例
茶の試製をやつた、珍妙な茶ができた、これでも無いより有る方がよい。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
私は四十四年一月、この製法の特許を出願した處、許可せられたので、兎に角、三共株式會社に於てこれを試製し、醫界に提供して廣く實驗して貰ふことにしたのであるが、その製品も殆んど顧みられず、會社では厄介視せられて居た。
— 鈴木梅太郎 『ヴィタミン研究の回顧』 青空文庫
しかしせいぜい骨折って「物の中心の隠れた心核を見るためのかなたよりの光」を伝え、物の最初の胚芽たる元子について物語ろうというのである。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
そのうちに蜘蛛が腐敗して溶けて雨に流れてしまひましたので、なめくぢも少しせいせいしながら誰か早く来るといゝと思ってせっかく待ってゐた。
— 宮沢賢治 『洞熊学校を卒業した三人』 青空文庫
そのうちに蜘蛛は腐敗して雨で流れてしまいましたので、なめくじも少しせいせいしました。
— 宮沢賢治 『蜘蛛となめくじと狸』 青空文庫
どうかすると、課業にうんで、かすかなといきをもらしながら、すこししせいをくずすが、またすぐ、熱心に先生の方をながめるのであった。
— 新美南吉 『嘘』 青空文庫
春吉君は、がたっとこしかけをうしろへのけ、直立不動のしせいをとり、読本を持った手を、思いきり顔から遠くへはなした。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
」と、七兵衛は少しせいた。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫