寂しさ
さびしさ
名詞
標準
(feeling of) loneliness
文例 · 用例
だが彼が帰化を決心し、日本の土となることを覚悟した時、言い知れぬ寂しさとやるせなさが、心の底にうずつき迫るのを感じたであろう。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
そうした時の寂しさとやるせなさを紛らすために、詩人はわざと煙草の火を消し、ボオボオという寂しい貝を吹いたのである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
僕の方でも、同じやうな感想を抱いて居たので、突然自殺の報告に接した時は、裏切られたやうな怒と寂しさを感じた。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
こうした春の日の光の下で、人間の心に湧いて来るこの不思議な悩み、あこがれ、寂しさ、捉えようもない孤独感は何だろうか。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
晩春の日の弱い日だまりを感じさせるような、或る荒寥とした、心の隅の寂しさを感じさせる句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
前の句と同じく、或る荒寥とした、心の隅の寂しさを感じさせる句であるが、その「寂しさ」は、勿論|厭世の寂しさではなく、また芭蕉の寂びしさともちがっている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
たまたま行路に逢う知人の顔にも、生活の寂しさが暗く漂っているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
「侘び」とは、前にも他の句解で述べた通り、人間生活の寂しさや悲しさを、主観の心境の底で噛みしめながら、これを対照の自然に映して、そこに或る沁々とした心の家郷を見出すことである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
都会での一人暮らしは、自由と同時に大きな寂しさを感じる。
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大切な人を失った寂しさは、時間が経ってもなかなか消えないものだ。
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彼が去った部屋には、言いようのない寂しさが残った。
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