愉悦
ゆえつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
joy
文例 · 用例
そしてその神秘は、魂の愉悦であるからである。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
だが、神秘を感じて魂の愉悦を覚えるといふことが、私の直観だけのことだとしたら、問題は、何等緊要の事ではなくなるに相違ない。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
所で、私はその愉悦たるや、濃淡の差こそあれ、凡ゆる人間に在ると思ふのである。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
) 神秘も魂の愉悦も、要らないとする人があるかも知れぬ。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
所で人間が物を創造するのはその源に於てはそれら神秘だの魂の愉悦だのといふものではないか?
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
自然全體のいとも見事な樂しい調和に存するところの眞の精神的愉悦を取りちがへぬやうにと、私が自分の仕事に先立つて、まづ、素直に、純粹に、苛立たず、亢奮することなく、生者として(en vivant)一切の準備をするのは、それがためなのです。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
蘭学の先駆者たちがたった一語の意味を判読し発見するまでに費やした辛苦とそれを発見したときの愉悦とは今から見れば滑稽にも見えるであろうが、また一面には実にうらやましい三昧の境地でもあった。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
二十何年ぶりかで鹽原へ來て、前の鹽原より今の鹽原が便利で、そして平安であるのみならず、到るところ清潔になつて、しかも幸に俗趣味にも墮せぬ公園的の美に仙郷的の幽を兼ねた土地と發達したのを見て、愉悦の情に堪へぬ氣がした。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
作例 · 標準
読書に没頭する時間は、彼にとって何物にも代えがたい愉悦だ。
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美しい音楽を聴きながら、彼女は静かな愉悦に浸っていた。
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予期せぬ成功に、一同は隠しきれない愉悦の表情を浮かべた。
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