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寂寥

せきりょう
名詞形容詞-たる副詞-と
1
標準
loneliness
文例 · 用例
かくて先天的に孤獨不運な私は、今日よりまたいよいよ孤獨寂寥になつてゆく。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
ここに考えることは人生への或る涙ぐましい思慕の情と、或るやるせない寂寥とである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
この句の詩情が歌うものは、こうした闇黒、寂寥、孤独の中に環境している、洋燈のような人間生活の侘しさである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
「侘び」の心境するものは、悲哀や寂寥を体感しながら、実はまたその生活を懐かしく、肌身に抱いて沁々と愛撫している心境である。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
冬の寒夜に火桶を抱えて、人生の寂寥と貧困とを悲しんでいた蕪村。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
卑俗低調の下司趣味が流行して、詩魂のない末流俳句が歓迎された天明時代に、独り芭蕉の精神を持して孤独に世から超越した蕪村は、常に鬱勃たる不満と寂寥に耐えないものがあったろう。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
石もて蛇を殺すごとく一つの輪※を斷絶して意志なき寂寥を蹈み切れかし。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
ああ汝 寂寥の人悲しき落日の坂を登りて意志なき斷崖を漂泊ひ行けどいづこに家郷はあらざるべし。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
作例 · 標準
誰もいなくなった冬の海辺を一人で歩いていると、耐え難いほどの寂寥が胸に迫ってきた。
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老作家の晩年の作品には、生への執着を超越した、澄み切った寂寥が漂っている。
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「こんな広い屋敷に一人きりじゃ、寂寥に押しつぶされそうだよ」と主人が嘆いた。
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