壮志
そうし
名詞
標準
great ambition
文例 · 用例
そんな連中は有為果敢の材を抱きながら官途に就く事が出来ず鬱勃たる壮志を抱いたまま明治政府を掌握している薩長土肥の横暴振り、名利の争奪振りを横目に睨んでいた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
この歌に現はれたる如く、蒙古の撃退は、わが国民の民族的自覚心を向上せしめると共に、海外発展の壮志を呼び醒した。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
我等皆|心織筆耕の徒、市に良驥の長鳴を聞いて知己を誇るものに非ずと雖も、野に白鶴の廻飛を望んで壮志を鼓せること幾回なるを知らず。
— 芥川龍之介 『「鏡花全集」目録開口』 青空文庫
「男児志願是功名」の壮志を負へる彼等にして無意義なる繩墨の下に其自由の余地を束縛せられむとす。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
壮志|蹉※行われずといえども、護国的精神、敵愾的気象は、沸々として時勢の児の血管中に煮え騰れり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
空脛に、槍一本かつぎ出して、宮本村の武蔵と、関ヶ原の空をのぞんで飛び出した時のような壮志が、久しぶりに、近頃、健康になった彼の体にも、甦って来たらしいのである。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
彼も、江戸へ来た当初は、お通に対してだけでも、男らしく、一修行するか、一事業やるか、壮志のあるところを見せていたが、何へかかっても、すぐに意志のへこたれてしまうことと、生活力の弱いことは、この人間の持ち前で、職を換えることも、三度や四度の数ではない。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
かくて、鹿之介|幸盛の生涯も、その壮志も、ここに終った。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
「いつか医学の力で難病を根絶したい」という壮志を胸に、彼は猛勉強の末に医学部へと進学した。
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若き日の壮志を忘れることなく、彼は退職後もボランティアとして発展途上国の教育支援を続けている。
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厳しい現実に直面し、何度も挫けそうになったが、恩師の言葉が彼の壮志を再び奮い立たせてくれた。
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