壮図
そうと
名詞
標準
ambitious undertaking
文例 · 用例
義元を打倒した信長は、義元の壮図だけを承け継いで、その戦勝の余威に乗じて、上洛行動の準備を為し、先づ今川から自立した徳川家康と攻守同盟を結んで、後顧の憂を絶ち、美濃の斎藤を追うて道を開き、近江の浅井長政に妹を嫁して、途中の不安を除き、その上洛の志を達したのが、永禄十一年である。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
聡明の人だから近代思想にも十分な理解を持っていたが、若い自由な思想に活きるよりはヨリ以上に国士的壮図の夢を見ていた。
— 内田魯庵 『二葉亭追録』 青空文庫
壮図はついに空しく、わが大勇士川上機関大尉は飛行島の下甲板に散るのであろうか。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
一婦人のために空しく壮図をあきらめるとは何事か。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
壯圖如夢落花夕 壮図夢の如し落花の夕、老殘寒儒誰爲憐 老残の寒儒誰か為めに憐まん。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
彼はルイザを見たと同時に、油を注がれた火のようにいよいよロシア侵略の壮図を胸に描いた。
— 横光利一 『ナポレオンと田虫』 青空文庫
「いよいよ北極横断の壮図についたのだ。
— 豊島与志雄 『北極のアムンセン』 青空文庫
而して彼は、宣旨院宣、共に平氏の手中に存するの時に於て、九重雲深く濛として、日月を仰ぐ能はざるの時に於て、革命の壮図を鼓舞せしむるに足るは、唯、竹園の令旨のみなるを見たり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
作例 · 標準
彼の壮図は、多くの人々の共感を呼んだ。
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無謀とも思えるその壮図に、彼は全身全霊で取り組んだ。
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未来の都市を築くという壮図が、ついに動き出した。
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