畏懼
いく
名詞動詞-サ変頻度ランク #197 · 青空 0 例
標準
reverence
文例 · 用例
そうして、その一度一度|毎に、私の心は沈淪の患難に付されるかのように、畏懼れ、慄えるのでした。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
無窮無限という事実も貴様には何等、感興と畏懼と沈思とを喚び起す当面の大いなる事実ではなく、数の連続を以てインフィニテー(無限)を式で示そうとする数学者のお仲間でしょう。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
ああ果たしてしからんか、あるいは孤独、あるいは畏懼、あるいは苦痛、あるいは悲哀にして汝を悩まさん時、汝はまさにわがこの言を憶うべし。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
爾来数年の間自分は孤独、畏懼、苦悩、悲哀のかずかずを尽くした、自分は決して幸福な人ではなかった、自分の生活は決して平坦ではなかった。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
生死の界を出で、悟迷の外に出でたるの無畏懼は、即ちこの境にある人の味ひ得るところなり。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
彼は始めより畏懼を知らず。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
自分のまわりを眺めたときのあの、畏懼と、恐怖と、嘆美との感じを、私は決して忘れることはありますまい。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『メールストロムの旋渦』 青空文庫
一瞬間、階段の上にいた一行は、極度の恐怖と畏懼とのために、じっと立ち止った。
— THE BLACK CAT 『黒猫』 青空文庫
作例 · 標準
その指導者のカリスマ性には、有無を言わせぬ畏懼の念が宿っていた。
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未踏のジャングルに足を踏み入れる際、探検家たちはその未知の生命力への畏懼を禁じ得なかった。
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旧時代の法廷では、王の言葉は絶対であり、それに従わない者は即座に畏懼の対象となった。
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「あのベテラン職人の手さばきには、ただ畏懼するばかりだ。」と若手は呟いた。
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