威厳
いげん
名詞頻度ランク #18845 · 青空 1208 例
標準
dignity
文例 · 用例
神楽殿の傍には、周囲六丈四尺、根廻りは二丈八尺、と測られた神代杉がそそり立って、割合に背丈は高くないけれど、一つ一つの年輪に、山の歴史の秘密をこめて、年代の威厳が作り出す色づけと輪廓づけを、神さびた境内の空気に行わたらせている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
その威厳がかえって貝原を真向きにさせた。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
もっと、紳士的に、もっと、威厳をもって、まあ、この人は髭をそるのを忘れたわ、ああ妾、死にたい!
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
洪積期の遺物と見られる泥炭地や砂地や、さもなければはげた岩山の多いのに驚いたことであったが、また一方で自然の厳父の威厳の物足りなさも感ぜられた。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
中隊長は少佐が来たのに感づいて、にわかに威厳を見せ、吉原の頬をなぐりつけた。
— 黒島伝治 『橇』 青空文庫
一本一本の木が犯しがたい威厳をあらわして来、しんしんと立ち並び、立ち静まって来るのである。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
そしてその服地の匂いが私の寂寥を打ったとき、何事だろう、その威厳に充ちた姿はたちまち萎縮してあえなくその場に仆れてしまった。
— 梶井基次郎 『器楽的幻覚』 青空文庫
処で、此の随筆が出処だとすると、何のために、奥州を越前へ移して、越中を備中にかへたらう、ソレ或ひは越中は褌に響いて、強力の威厳を傷けやうかの深慮に出たのかも計られぬ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
作例 · 標準
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例句2
例句3
例句4