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侮蔑

ぶべつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #28637 · 青空 588
1
標準
scorn
文例 · 用例
たとへば、「寵を蒙むる者を憎むは、己れ自ら寵を望む也、之を有せざる者の怒るは、之を有する者を侮蔑して自ら慰安する耳。
太宰治 ラロシフコー 青空文庫
眉間には狐疑の深い皺がきざみ込まれ、小さい灰色の眼には淺間しい殺意が燃え、眞蒼な頬は威嚇の怒りに震へて、黒ずんだ薄い唇は嫌惡と侮蔑にひきつつたやうにゆがんでゐる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
乍併さういふ意味に於て歌の価値を認めるのは、吾輩の考へでは、歌といふものを余りに侮蔑した見方であると思ふのである。
伊藤左千夫 『悲しき玩具』を読む 青空文庫
僕は芥川君を詩人でない――詩を熱情する小説家だ――と言つたけれ共、それが何等芥川君に對する侮蔑でなく、反對に高い程度の尊敬と愛情とで、あの人の悲壯な精神に感激を込めた言であるのは、常識を有する限り、だれでもあの文章の讀者に解る筈だ。
萩原朔太郎 常識家の非常識 青空文庫
すくなくとも今後の僕等は、常識及び常識的聰明者に對して、詩人らしき内氣な恥らひと屈辱とを捨て、もつと大膽に、彼等を侮蔑してかかるであらう。
萩原朔太郎 常識家の非常識 青空文庫
幕間になると彼女は放蕩親爺の好色眼と若い男たちの漫然とした不可解な顔と、理智的な侮蔑のなかをクジャクのように満開して、奈落から通ずる楽屋へ座頭のヤマジ・マツノスケを訪ねた。
吉行エイスケ 女百貨店 青空文庫
それに、月末だつてもう近いんだし、何もそんなあつてもなくつてもいい壁掛なんかを今お買ひになることないぢやありませんか」「分らないなア、仕事に使ふんだつて‥‥」「よして頂戴、そんな逃げ口上は‥‥」 と、妻は強く夫の詞を遮りながら、眼の前の更紗模樣に侮蔑的な視線を投げた。
南部修太郎 畫家とセリセリス 青空文庫
するとその女性は、けがらわしいとでもいうようなひどい嫌悪と侮蔑の眼つきで、いつまでも私を睨んでいた。
太宰治 チャンス 青空文庫
作例 · 標準
彼の見下すような態度は、明らかな侮蔑の意図を帯びていた。
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彼女は、相手からの侮蔑に耐えきれず、その場を去った。
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「お前のような者に言われる筋合いはない」と、彼は侮蔑の言葉を吐き捨てた。
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侮蔑 は、他者を侮り、蔑み、馬鹿にしたり、罵ったり、ないがしろにすること。侮蔑に使われる語句を侮蔑語という。侮蔑は、言葉や態度に現れるものに限らず、「彼の表現には侮蔑の意図があったのか」などの用法に見られるように、侮蔑感情を含めて考察・記述されなければならない。

出典: 侮蔑 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0