故事
こじ
名詞頻度ランク #28510 · 青空 296 例
標準
historical event
文例 · 用例
句の前書には「琴心挑美人」とあり、支那の故事を寓意させてあるけれども、文字の字義とは関係なく、琴の古風な情緒が、昔のなつかしい追懐をそそるという意味で使ったのだろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
この句には長い前書が付いており、むずかしい故事の註釈もあるのだが、これだけの叙景として、単純に受取る方がかえって好い。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
しかし作者の意味では、そうした故事や固有名詞と関係なく、単にこの易水という文字の白く寒々とした感じを取って、冬の川の表象に利用したまでであろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
後にも例解する如く、蕪村は支那の故事や漢語を取って、原意と全く無関係に、自己流の詩的技巧で駆使している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
玉|霰漂母が鍋を乱れうつ 漂母は洗濯|婆のことで、韓信が漂浪時代に食を乞うたという、支那の故事から引用している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
うっかり「地震による碑石の廻転について」といったような論文の材料にでもして故事付けの数式をこね廻しでもすると、あとでとんだ恥をかくところであった。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
唐山にはかういふ故事がある。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
青い芋虫と真紅の肉片、家鴨と眇目の老人では心像の変形が少しひど過ぎるが、しかしこの偶然な一と朝の経験から推して考えてみるとフロイドの「夢判断」の学説も、そのことごとくが全くの故事付けではないかもしれないという気がして来るのである。
— 寺田寅彦 『KからQまで』 青空文庫
作例 · 標準
「漁夫の利」という言葉の由来となった中国の故事を、国語の先生が解説してくれた。
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古い故事に倣って、この小さな村では今も正月に特別な厄除けの儀式が行われる。
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彼は歴史に造詣が深く、会話の端々に有名な故事を引用して教訓を述べるのが得意だ。
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標準
tradition
作例 · 標準
神社の建立の由来となった故事を読み解くと、この地域の意外な歴史が浮かび上がってくる。
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この古びた石橋には、数百年前の悲しい恋にまつわる故事が語り継がれているそうだ。
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家元制度という古い故事を重んじる芸の世界では、礼儀作法が何よりも厳格に重視される。
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