虎児
こじ
名詞
標準
tiger cub
文例 · 用例
『虎児を捕らうるもの危険あり、女性より幻影を奪うものまた危険なり』と。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
だが虎穴に入らずんば虎児を得ずという一かばちかの気持ちで、降って湧いた奇妙なアバンチュールに身をもってあたってみることにした。
— 平林初之輔 『謎の女』 青空文庫
虎口に入らずんば虎児を得ずっていう東洋の格言があらあ、俺たちはキッドの財宝を得るために恐竜の穴に入ったんだ。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
「この屋敷へ入り込むのは、虎穴へ入ると同じだが、そういう冒険をしなかった日には、虎児を獲ることはむずかしい。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
私自身がオッチョコチョイの窮地へ落ちこむことによって、おのずから虎穴に虎児をつかむのが要するに私の要領というものだ。
— ――ゴロー三船とマゴコロの手記―― 『ジロリの女』 青空文庫
虎穴に入らずんば虎児を得ずという。
— 大下藤次郎 『白峰の麓』 青空文庫
虎穴に入らずんば虎児を獲ず――こういうお考えからであると共に、これから吉野まで辿るとして、その道々には少くも二、三、武家方に従う荘司や豪族が、関めいたものを設けている筈、そこをいちいち間道づたいに、怖そうに遁がれて行ったなら、臆病の名が立つであろう、そうあっては将来宮方一統の、士気に悪く影響する。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
そうなったら「虎穴に入らずんば虎児を得ず」である。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
作例 · 標準
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」という言葉通り、彼は大きなリスクを取って成功を掴んだ。
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虎の親子が仲睦まじく遊ぶ姿の中で、元気いっぱいに跳ね回る虎児の姿が印象的だった。
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大切に育てられたその跡取り息子は、まさに「虎児」のように一族の期待を背負っていた。
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