古字
こじ
名詞
標準
ancient character (esp. Chinese)
文例 · 用例
だが、秋の七草に含まれる朝顔は夏の朝咲くいはゆる朝顔――これを古字にすれば牽牛子又は蕣花と書く――ばかりではなく、木槿と桔梗をも総称してのものである。
— 岡本かの子 『秋の七草に添へて』 青空文庫
即ち、才は哉の古字、而て哉は戴に通じ、尚又戴は歳の字と同意義、自然才の字は歳の字に通じ、二者は全く同一字でござる」 そこで純八は復訊いた。
— 国枝史郎 『高島異誌』 青空文庫
雪の古字はは手、※は箒、要するに箒ではき集められる雨という意味ということになっている。
— 中谷宇吉郎 『露伴先生と科学』 青空文庫
」 まさか、こんなばかげた問答は起るまいが、けれどもこの場合の柿にしろ、窓にしろ、これこれだからこうだ、という、いわば二段論法的な、こじつけではないわけだ。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
きょうこの部屋で海賊の打ち合せをしようと思ってね」 私は馬場の興奮に釣られてうろうろしはじめ、蒲団を蹴って起きあがり、馬場とふたりで腐りかけた雨戸をがたぴしこじあけた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
然るに日本人は、歴史的に思想を持たない国民であるから、本来哲学的の思想を根とする西洋文学の輸入に際して一もそれに適応する原語がなく、日本語字典のあらゆる言海を探した後で、止むを得ず「現実」や「自然」などといふ訳語を、無理にこじつけて適当させた。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
国枠主義者の観念は、すべての輸入した外国文化を、無理にこじつけて、不自然に創作しようと努力する。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
別にこじつけるわけではないが、所謂「青春の純眞」といふものの元祖は、或ひは、アメリカあたりにあつたのではなからうかと思はれるくらゐだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
この古い石碑に刻まれているのは、現代ではほとんど見かけることのない珍しい古字だ。
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分厚い辞書を片手に、古文書に記された難解な古字を一文字ずつ慎重に解読していく。
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書道の世界では、あえて複雑な古字を用いることで作品に独特の趣を添える手法がある。
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