居士
こじ
名詞
標準
grhapati (layman; sometimes used as a posthumous suffix)
文例 · 用例
鉄腸|居士を父とし、天台道士を師とし、木堂翁に私淑していたかと思われる末広君には一面気鋒の鋭い点があり痛烈な皮肉もあった。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
戒名は真徹院釈恭篤居士である。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
〔雪うづまきて日は温き〕雪うづまきて日は温き、 萱のなかなる荼毘壇に、県議院殿大居士の、 柩はしづとおろされぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
この現象については、最近に、土佐郷土史の権威として知られた杜山居士寺石正路氏が雑誌「土佐史壇」第十七号に「郷土史断片」その三〇として記載されたものがある。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
義兄に当たる春田居士が夕涼みの縁台で晩酌に親しみながらおおぜいの子供らを相手にいろいろの笑談をして聞かせるのを楽しみとしていた。
— 寺田寅彦 『思い出草』 青空文庫
しかし今になって考えてみると、かなり数奇の生涯を体験した政客であり同時に南画家であり漢詩人であった義兄春田居士がこの芭蕉の句を酔いに乗じて詠嘆していたのはあながちに子供らを笑わせるだけの目的ではなかったであろうという気もするのである。
— 寺田寅彦 『思い出草』 青空文庫
一方ではまた当時の自由党員として地方政客の間にも往来し、後には県農会の会頭とか、副会頭とか、そういう公務にもたずさわっていたようであるが、そういう方面の春田居士は私の頭にほとんど残っていない。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
私はそれを見るたびに、楊枝をかみながら絵絹に対している春田居士を思い浮かべる。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
作例 · 標準
彼は実業界から完全に引退した後、一介の居士として田舎で穏やかな余生を過ごした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
祖父の立派な戒名には「居士」の文字が入っており、生前の徳が高かったことを伺わせる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
仏教の教えに深く帰依し、在家の居士として毎日厳しい修行と読経を続けている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
private-sector scholar
作例 · 標準
彼は野に下った居士として、いかなる権力にも屈することなく鋭い社会批判を続けた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
大学の教壇には立たないが、その深い造詣から「市井の居士」として多くの人に慕われている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
その居士は、独学のみで難解な東洋哲学を極めた、稀に見る知の巨人だった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview