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巾子

こじ
名詞
1
標準
vertical part of kanmuri cap
文例 · 用例
舞い人は、「高巾子」という脱俗的な曲を演じたり、自由な寿詞に滑稽味を取り混ぜたりもして、音楽、舞曲としてはたいして価値のないことで役を済ませて、慣例の纏頭である綿を一袋ずつ頭にいただいて帰った。
初音 源氏物語 青空文庫
(二月二十五日)     一字の師 唐の任翻天台巾子峯に遊び、詩を寺壁に題して云ふ。
―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 骨董羹 青空文庫
たとへば唐の任翻と言ふ詩人が天台山の巾子峰に遊んだ時、寺の壁に一詩を題しました。
芥川龍之介 文芸鑑賞講座 青空文庫
そこでもう一度御苦労にも巾子峰へ引き返して見ると、誰かもう壁に書いた「一江の水」を「半江の水」と書き改めてしまつた後でありました。
芥川龍之介 文芸鑑賞講座 青空文庫
上元の行事たる踏歌節会の夜に、ことほきびとの高巾子などにやつした異風行列の練り歩くのも、此群行のなごりである。
唱導的方面を中心として 国文学の発生(第四稿) 青空文庫
(近衛のみかどに、巾子おといつ。
――序説として―― 唱導文学 青空文庫
髪の根のなければ)本」陽明門の前で、冠の巾子をぽろりと落した。
――序説として―― 唱導文学 青空文庫
其上に、「近衛御門に巾子落いつ」などになると、踏歌に出る仮装者の高巾子や、其に関聯して中門口の行事などが思ひ浮べられる。
――序説として―― 唱導文学 青空文庫
作例 · 標準
平安貴族の冠において、巾子の高さや形は持ち主の位の高さを示す重要な印だった。
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儀式の前に装束を厳格に整える際、冠の巾子がわずかでも曲がっていないか入念にチェックした。
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古い絵巻物を見ると、当時の貴族たちが巾子のついた立派な冠を誇らしげに被っている。
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