固辞
こじ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
firm refusal
文例 · 用例
どこまでも固辞した。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
検校の位階を固辞す。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
長女は、私にはとてもその資格がありませんからと固辞して利巧に逃げている。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
友は中庭の美事なる薔薇数輪を手折りて、手土産に与えんとするを、この主人の固辞して曰く、野菜ならばもらってもよい。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
丙は固辞して丁にすすめる。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
が、小十郎は恩を謝するだけで固辞して、飽迄伊達家の臣として身を置くを甘んじた。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
若し其説が真実であるとすれば、忠興が固辞したということは、忠興の智慮が中々深くて、能く己を知り彼を知って居たということを大に揚げるべきで、忠興の人物を一段と立派にはするが、秀吉に取っては第一には其の眼力が心細く思われるのであり、第二に辞退されて、ああ然様か、と済ませたことが下らなく思われるのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
三度固辞して動かず。
— 太宰治 『懶惰の歌留多』 青空文庫
作例 · 標準
大臣就任の打診を、彼は「自分には荷が重すぎる」として丁重に固辞した。
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謝礼として厚い金一封を差し出したが、彼は首を横に振って受け取るのを固辞した。
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再選を強く望む周囲の声をよそに、彼は今期限りでの引退の意思を固辞し続けた。
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