清々
せいせい
副詞-と副詞動詞-サ変
標準
feeling refreshed
文例 · 用例
その間に牝狐の方では胸が清々してきて、もう一度牡兎を探す気になつてゐた。
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
蝶ヶ岳から短沢へ下りて来た自分は、先ずこの清い流れに嗽ぎもし、頭も洗い、顔も拭いた、気が遠くなるような悪臭の蕕草を掻き分けたことや、自分の肩から上を気圏のように繞ぐっていた蚋の幾十|陣団やに窒息するかと苦しんだことも、夢の谷へ下りては、夢のように消えて、水音は清々しい。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
潮の匂いが清々しかった。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
それは、総て健康な、清々しい情景であり、且つ「朝」の溌溂さを持っていた。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
色よく黄ばんだ晩稲に露をおんで、シットリと打伏した光景は、気のせいか殊に清々しく、胸のすくような眺めである。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
とにかく、これでもかこれでもかと眼新しい趣向を凝らして人性の自然を極度に歪曲したものばかり見せられている際に、たまたまこういう人間らしい平凡な情味をもった童話的なものに出会うと清々しい救われたような気持がするから妙である。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
』 さう思ふと却つて清々する。
— 萩原朔太郎 『大船驛で』 青空文庫
ばかりでなく、むしろ清々していた。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
作例 · 標準
厄介な仕事がようやく片付き、胸のつかえが取れて清々した気分だ。
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「あんなわがままな奴とは縁が切れて清々したよ!」と彼は笑い飛ばした。
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早朝の冷たい空気を吸い込みながら散歩をすると、頭が清々して冴えてくる。
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