整斉
せいせい
形容詞-たる副詞-と名詞
標準
arranged
文例 · 用例
欧洲アルプスの山岳の概して三角形をしているのは、氷河が山の表裏や側面に向って整斉的に作用したからで、その斧痕は岩壁に示されている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
水流の場合には一般に流線の広がる時に擾乱が起こるが流線が集約する時にはそれが整斉される、あれと似たことがありはしないかとも考えられる。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
わたくしはかの古事記、日本紀、風土記、祝詞等を渺遠にして漠漠たる風雲の上より呼び戻して、切に古代神の復活を言霊の力に祈り、之に近代の照明と整斉とを熱求しつつある。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
かくしてここに収めた諸作品は概ね同種同律のものであつて、之は編纂の主意が単一と整斉に存するからである。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
機構が稍々大きく、歌ふものとしての整斉を節々句々或は字脚、アクセントの上に必要とし、相当に複雑してゐるので、眼を瞑つてただ心頭に案配し調律することは容易でなかつた。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
乃ち、心地清明にして万象おのづからに透映し、品格整斉して気韻おのづからに生動せむ。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
この声を出すには、先ずこんな風に正座して身心を整斉虚名ならしめ、気海|丹田に力をこう籠めて全身に及ぼし、心広く体胖かに、即ち至誠神明に通ずる底の神気を以て朗々と吟誦するのです。
— 夢野久作 『謡曲黒白談』 青空文庫
ニュートンやケプレルが天体運行の整斉を見て敬虔の念に打たれたというように我々は自然の現象を研究すればする程、その背後に一つの統一力が支配しているのを知ることができる。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
作例 · 標準
彼の机の上は、書類や文房具が常に整斉と並べられていて気持ちがいい。
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都市計画に基づいて整斉と区画された街並みは、機能的で美しい。
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「部隊の整斉たる行進を見て、観衆からは大きな拍手が沸き起こった」
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