幻辞.com

朋党

ほうとう
名詞
1
標準
faction
文例 · 用例
これに反してもっとまじめで真剣なだけにいちばん罪の深い人間的な宣伝の場合と思われるのは、避くべからざる覊絆によって結ばれた集団の内部で、暗黙のうちに行なわれる、朋党の争いである。
寺田寅彦 神田を散歩して 青空文庫
調子のよいときの武帝は誠に高邁闊達な・理解ある文教の保護者だったし、太史令という職が地味な特殊な技能を要するものだったために、官界につきものの朋党比周の擠陥讒誣による地位(あるいは生命)の不安定からも免れることができた。
中島敦 李陵 青空文庫
頼朝が逝去するとともに、頼家が家督を相続したが、朋党の軋轢に禍いせられて、僅に五年にして廃せられ、継いで伊豆の修禅寺で刺客の手に斃れた。
田中貢太郎 頼朝の最後 青空文庫
『寒声や闇を怖れぬ四人づれ』かう言つて、昔も結社朋党して本を出した人があつたことを私は思ひ出した。
田山録弥 野の花を 青空文庫
文壇気質がこまやかで、作家と編集者とが友人的、朋党的関係をむすんでいた時代には、それでも中堅作家の没落をある程度まで防ぎとめることができたが、そうした旧式な編集方法は今日のジャーナリストはとらない。
平林初之輔 昭和四年の文壇の概観 青空文庫
人の弱点を利用したり、朋党を作って人をおとしいれたり、一歩でも人の先に出よう出ようとのみあくせくしている。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
これに反して、支那の趙宋において学者の朋党、近世日本の水戸藩において正党奸党の騒乱の如きは、いずれも皆、教育家にして国の行政にあずかり、学校の朋党をもって政治に及ぼし、政治の党派論をもって学校の生徒を煽動し、ついにその余毒を一国の社会に及ぼしたるの悪例なり。
福沢諭吉 学問の独立 青空文庫
「待て――何んとしたものか、高木、わしには判断がつかなくなって来たが――ここで、朋党の争いを起しては、斉興公のお耳に入った時、斉彬公方の人々は、極刑に逢おう――矢張り止めなくてはならぬ。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
作例 · 標準
政治の世界では、異なる意見を持つ朋党が常に争いを繰り広げている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は特定の朋党に属さず、中立の立場を保った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
朋党間の対立が深まり、国政は混乱を極めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア

朋党(ほうとう)とは、前近代の中国やその周辺地域において政治的な思想や利害を共通する官僚同士が結んだ党派集団のこと。

出典: 朋党 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0